不妊症の原因の1つとして、卵管の異常が上げら
れます。
卵管が、途中、もしくは、入り口付近で詰まっている場合には
卵子と精子が出会えません。
左右の卵管が両方詰まっている、閉塞(へいそく)している
場合は、自然妊娠や、人工授精(AIH)で赤ちゃんを授かる事は
出来ません。
卵管が、狭くなっている、狭窄(きょうさく)の場合は、
妊娠しにくくなります。
また、卵管は、成熟した卵胞から、排卵日に卵子が腹腔内
(ふくほうない)に飛び出した卵子をひろい上げる為に、
先端が自由に動いて、ひろい上げやすいように、5本指の
ように分かれています。
その卵管が、どこかにくっつく、癒着(ゆちゃく)して
いると、自由に動いて、卵子をひろい上げる事が出来ま
せん。
また、どこにも癒着(ゆちゃく)していなくても、
ひろい上げる機能が働いていない場合があります。
これを、不妊用語ではキャッチアップ障害と言います。
大抵の場合は、左側の卵巣から排卵された卵子は、
左側の卵管から拾い上げられますが、片方の卵管に
キャッチアップ障害があったり、詰まっている場合でも、
もう片方の卵管の先から拾い上げられる場合もあります。
また、卵管の中は、卵管の先から、子宮の方へ向かって
ぜん動運動をしています。ぜん動運動の方向が、
反対の方向になっている場合、卵管の途中で
卵子と精子が出会って、受精して、受精卵になって
分裂を繰り返しても、子宮に到着出来ず、
卵管の中に着床してしまう事があります。
これが、子宮外妊娠です。
子宮外妊娠は、受精卵がどんどん大きくなって
危険なので、すぐに、卵管ごと、切除する必要が
あります。
子宮外妊娠は、市販されている、妊娠検査薬では
分かりませんので、妊娠反応が出たら、必ず病院で
子宮内に着床しているか確認する必要があります。
卵管が通っているかどうか検査するには、子宮卵管造影などを
受けます。卵管が両方とも通っている方は、何ともないのですが、
卵管がつまって(閉塞)いたり、通りにくく(狭窄)なっている方に
とっては、大変な痛みを伴う検査となります。
また、卵管造影検査によって、つまりかけている卵管が、通る
場合もあります。
