不妊症の原因によって、薬物による治療を行います。
排卵障害の場合には、排卵誘発剤を投与します。
クロミフェン剤を内服して視床下部に働きかけるクロミフェン療法と、
2種類の注射で卵巣を直接刺激する、ゴナドトロピン療法(hMG/FSH-hCG
療法)などがあります。
クロミフェンを長期にわたって内服すると、副作用で、子宮内膜が薄く
なったり、頸管粘液が少なくなって、かえって妊娠しにくくなりますので、
半年から1年経っても妊娠が成立しない場合には、ゴナドトロピン療法に
切りかえます。
ゴナドトロピン療法は、高い治療効果が期待出来ますが、注射薬なので、
頻繁な通院が必要です。
クロミフェン剤は、小さい錠剤です。月経周期の5日めから、5日間、
毎日服用します。クロミフェン剤を服用すると、通常は1番大きい卵胞
以外は消えてしまうのに対して、もう1つ卵胞が同時に育って排卵されます。
ゴナドトロピン療法では、同時に複数個の卵胞が育ちます。その為に、
多胎妊娠や、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)の発症率が高く
なります。
卵巣過剰刺激症候群(OHSS)とは、排卵誘発剤の刺激が強すぎて
同時に沢山の卵胞が育って、卵巣が腫れてしまうことです。
排卵障害とは?という方はこちらです。
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