不妊治療体験談: 顕微授精(ICSI)胚盤胞移植 10 採卵(生理周期12日)(夫32才・妻37才)


 採卵日の朝、7:50に病院に着きました。

 

 すると、別の階にある、ベッドがカーテンで仕切られたお部屋に案内されました。

 

 ベッドは全て壁際にあるようで、真中が空いていました。

 

 私のベッドは、奥の窓際でした。

 

 いつどんな時でも、眺望に恵まれるのが不思議です。

 

 ベットの脇にはロッカーがあって、手術着とスリッパが入っていました。

 

 手術着に着替えて、ベッドに腰掛けて待っていると、入口に近い方から順番に

 

呼ばれている声がカーテン越しに聞こえてきました。

 

 事前に何番めですとか、全部で何人ですという説明はありませんでした。

 

 それに、一緒に採卵する方と顔を合わせる機会もありません。

 

 それでも、カーテンの向こうには、同じ様に採卵を待っている方がいらっしゃると

 

思うと心強かったです。

 

 全部で5、6人でした。

 

 10分程待ったところで名前が呼ばれました。

 

 仕切りのカーテンを開けてお部屋を出て、廊下に出ると、すぐ目の前の扉が


開いていました。

 

 そこが手術室でした。

 

 手術室を目にして、採卵の事を、手術とまでは認識していなかったので、


仰々しい雰囲気に圧倒されてしまって、一瞬のうちに緊張して胸が高鳴り


始めました。

 

 

 スリッパを脱いでベットに横たわると、看護婦さんが二人がかりで、片足ずつ


布の筒を履かせて下さいました。

 

 足が剥き出しにならないような配慮でした。

 

 準備が出来るのを立って待っていらした先生が、急いで消毒に入りました。

 

 そして、実際に針を刺すあたりに局部麻酔注射を打ちました。

 




 いよいよ採卵です。

 


 麻酔の注射は打ちましたが、注射針が刺さるのが分かりました。

 

 痛み少しあったので、目を固く閉じて、それ以上の痛みがあるかもしれない


という恐怖に耐えてました。

 

 麻酔をしたので、ちょっと痛いぐらいで、それ以上の痛みは来ませんでした。

 

 採卵をしている途中で、前の方の卵の数が、大きな声でアナウンスされました。


 「6個です」


 6個。。。私より2個数が多くていいなーと採卵からしばし意識がそれて


ぼんやりしていました。

 

 すると、3分程だと思いますが、全部の卵胞を、左右の卵巣から


注射器で吸出して、採卵が終わりました。

 

 足袋も外していただいて、立ち上がりました。

 

 そこで、先生の方を向いて、

 

 「胚盤胞でお願いします」

 

 と、もう一度確認しました。

 

 確認しないではいられませんでした。


 

 それから、ゴムのスリッパを引きずりながら出口まで歩こうとすると、


スリッパが床にくっついて足を取られる感じで、ふらふらしました。

 

 看護婦さんが、大丈夫ですか?と、すぐに駆け寄って支え下さって、

 

ようやく手術室の外に出られました。

 

 ベッドから戸までは、2メートル程でしたが、麻酔が効いていて危なかった


です。

 

 手術室を出ると、また、すぐ目の前のドアを開けて、先程のお部屋に戻って、


窓際の自分のベットに横になりました。

 

 今何時かしらと腕時計を取り出して見ると、まだ8:15でした。

 

 病院に到着してからまだ25分しか経っていないのに、もう採卵が終わって


しまいました。

 

 早いです。
 

 

 毎朝、普通の診察時間の前に、こうして何人もの方が採卵している事が


初めて分かりました。

 

 

 

 そろそろ夫が病院に到着する時間でした。

 

 徹夜明けで仕事を終わらせて会社を出て、病院に来られているでしょうか。

 

 無事に精子を採れて、提出できたでしょうか。

 

 気になります。

 

 

 

 採卵が終わって1時間安静にした頃、9:15に、看護婦さんがおとお水を


持って来て下さいました。

 

 起き上がっておを飲むと、また少し横になりました。

 

 さらに15分が経って、9:30になると、看護婦さんが、今度は、綺麗な


カップに入ったおいしいコーヒーと、ヨックモックのクッキーを2枚出して


下さいました。

 

 全く予想していなかった、おいしいコーヒーとクッキーにとても


癒されました。

 

 こういう心遣いは本当に嬉しいです。

 

 入り口に向かって右側のベットの方は、ご主人が入っていらして、2人分の


おやつを出していただいていました。

 

 そして、ご主人がいらした理由から始まって、楽しそうなおしゃべりが


ずっと聞こえて来ていました。

 

 

 それで、うちの夫はどうしているのかしら?と余計に気になりました。

 


 

 後から聞いた話では、夫は朝、会社を出る時間にお仕事が終わって


いませんでした。

 

 もう少しというところ、どちらかと言うと大詰めの大事なところだった


そうです。

 

 それでも、もう間に合わないので、病院に行かなければいけないとだけ


言って、最後の仕上げは、他の方達に託して病院に向かったそうです。

 

 夫の会社から病院までは、電車で1時間です。

 

 夫は、病院に到着すると、結構待たされてから、何人かで、採精室


移動をして、無事に採れて、待合室に戻って来たのが9:30位でした。

 

 そして、その時に、もうすぐですと言われたそうです。

 

 夫は、採卵が何時に行われるのか、タイムスケジュールを全く忘れて


しまっていたので、これから採卵なのかと思ったそうです。

 

 

 無事に来られて良かったです。

 

 

 私の方は、コーヒーをいただいたので、10:00ちょっと前からお手洗い


行きたくなって来ました。

 

 麻酔も切れていないので、途中で1人でお手洗いに行ってはいけない事に


なっていました。

 

 それで、ベッドに横になりながらもぞもぞしていたのですが、突然


もう間に合わないと起き上がって、10:00丁度にお部屋を出て、すぐ右にある


お手洗いに入りました。

 

 お手洗いに入ると同時に入口の音がしたような気がしました。

 

 お手洗いから戻って、ベットに戻ると、また横になって待ちました。

 

 さっきお手洗いに入っている間に、丁度呼ばれたかもしれないとも


思いましたが、睡魔に襲われて、寝てしまいました。

 

 目が覚めると11:30近くで、これはいくら何でもおかしいと思いました。

 

 ナースコールのボタンを押そうか、どうしようか迷っていると


他のベットを整えているような音が聞こえてきました。

 

 またばらくして、入口の戸が開いて、私の名前が呼ばれました。


 着替えてから別の階の受付で採卵しましたと名前を言って下さいとの事でした。

 

 着替えて、エレベーターでいつもの待合室まで上がると、入口を入ったすぐ左の


ソファーに、夫が座っていました。

 

 

 夫は、ソファーに浅く腰掛けて、腕と足を組んで、背もたれにもたれて寝て


いました。

 

 声をかけると、まだ採卵が終わらないのか、なぜこんなに時間がかかって


いるのかと、とても心配しながら、9:30からずっと待っていたと知りました。

 

 2時間も不安なまま待っていたそうです。

 

 受付に確認したりしないんですね。

 

 同じ様に採卵した方のご主人でお部屋にいらしていた方は、受付で聞いて


お部屋を教えてもらって、訪ねて来たとおっしゃっていました。

 

 

 夫に、8:15には採卵が終わっていたのよと言うと、とても驚いていました。


 

 それから、受付に行って、採卵しましたと言ってみてもなかなか分かって


もらえませんでした。

 

 それで、大きい声で、今日採卵をした果梨ですともう一度言うと


ちょっと周りの方に注目されて恥ずかしかったですが、やっと分かってもらえ


ました。

 

 でも受付の方は、どうして?という表情でした。

 

 やはり私一人取り残されて寝ていたようです。
 


 入り口付近の夫の所へ戻って待っていると、すぐに、11:40には呼ばれて、


内診はOKでした。

 

 採卵の後に入れたガーゼを取っていただきました。

 


 

 そして、今日の結果を聞きました。


 

 今日の結果は、採卵数5個でした。

 

 1個増えています。

 

 の卵巣から4個から卵巣から1個取れました。

 

 卵の大きさは、今日は測っていないので分からないとの事です。

 

 

 

 そして、精子の結果です。

 

 精液量は3.8ml

 

 精子数が130万/ml。

 

 運動率が31%でした。

 

 

 

 採卵と、精子の結果から、予定通り、さき程手術室でも胚盤胞


(はいばんほう)でと確認した通り、顕微授精(ICSI)をしてから、その後、


胚盤胞(はいばんほう)まで培養しましょうという事になりました。


 

 

 2日間、念の為に、感染予防の為の抗生物質を飲みます。

 

 そして、明日からずっと、着床するまでの間、着床を助ける為に、


黄体ホルモン補充に、注射に通うことになりました。

 

 

 今日は、帰宅後は安静で、夜はシャワーのみです。

 

 妊娠判明までの間は、激しい運動や、交渉も控えて下さいとの事でした。

 

 

 ようやく今日の予定が全て終わりました。

 

 夫と一緒に病院を出て、駅前なので、そこで別れました。

 

 夫は会社に戻ります。

 

 私は、処方箋を持って、調剤薬局で抗生物質を出していただきました。

 

 そして、月曜日で、順番が逆になりましたが、銀行に行って、


採卵までの費用を病院へ振り込みしました。


 

 
 振込みまで終わると、お昼を過ぎていました。

 

 麻酔が切れる時間なので、自分で運転しても大丈夫です。

 

 病院の駐車場に戻って、自分で車を運転して家に帰りました。


 

 

 明日は受精結果が分かります。

 

 どうなるでしょうか。

 

 黄体ホルモン補充注射もあるので、明日も病院です。

 

 

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このブログ記事について

このページは、kari777が2008年12月28日 23:42に書いたブログ記事です。

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