不妊治療体験談: 顕微授精(ICSI)胚盤胞移植 14 移植中止(生理周期18日)(夫32才・妻37才)


 顕微授精(ICSI)胚盤胞移植は、受精卵の分割が思わしくないので、1日待って、


今日がまた移植予定日でした。

 

 子宮に戻す(ET)時には、膀胱に尿を沢山貯めた状態にしておく必要が


ありました。

 

 それで、もう結果は分かっていましたが、一応念の為、ペットボトルに


お茶を入れて8時半に病院へ行きました。

 

 日曜日で、病院は本来お休みの日です。

 

 駐車場で早くも、昨日お話した40代の方と、50代に見えるご主人にお会い


して、お話しながらエレベーターで受付まで上がりました。

 

 私のペットボトルを目にして、準備ですねと言われましたが、もう駄目と


分かっているんです。

 

 私もです。

 

 などと、寂しい笑みを浮かべながらの移動でした。

 

 受付を済ませて待合室で椅子に腰掛けると、もう少し詳しく、情報交換を


しました。

 


 40代の方は、最後に出来る事として有機野菜を、3ヵ月後の最後の


顕微授精(ICSI)に向けて、1ヶ月程前から食べ始めていました。

 

 お化粧もやめて、肌に良いものに替えたそうです。

 

 移植日当日は、お化粧をしてはいけない事になっていましたが、


うすーくお化粧されていました。

 

 有機野菜に切り替えて、お化粧もやめて、3ヶ月後には効果が現れて


くれる事を願って、準備万端整えて、最後の顕微授精(ICSI)に臨む


予定ですと、とても力強く、でも終始やさしい笑顔でおっしゃって


いました。

 

 

 私は、最終的に行き着くところはやはりそこなんだわと思いながら


聞いていました。

 


 そして、実は私も1年程前から有機野菜に切り替えて、その後


お化粧や洗剤もやめて石鹸生活をしているんですよと、申し訳ない


気がしながら控えめにお話すると、それは驚いていらっしゃいました。

 

 そして、その効果がまだ出ていないのですから、私達の不妊の


原因は何なのかという事について聞かれました。

 

 それで、今度は私の事をお話しました。

 

 原因は男性不妊だという事をお話すると、採卵日に目にした夫を


思い出して、年齢ご主人いくつ?とまず最初にお聞きになりました。

 


 夫は私より6才年下なのですが、童顔なのでさらに若く、服装も


自由な会社なので、時には学生に見られる事もありました。

 

 男性不妊と年齢は関係ないと思いますが、この病院は男性不妊の権威


という訳ではないので、調べて、別の病院に行って調べてもらった方が


いいとアドバイスして下さいました。

 

 そうかもしれません。

 

 とにかく、1度きりの顕微授精(ICSI)などと言っている私に、


これであきらめたりしないでと、何度もおっしゃって、30代の頃治療を


やめてしまった過去のご自分自身におっしゃっているかのように、


熱心に、


 今あきらめちゃ駄目。


 頑張って。


 ね?


 あきらめないで!


 頑張って!


 今あきらめちゃ駄目よ


と繰り返しました。

 


 そこまで言われると、もう少し頑張ってみようかという気持ちに


なります。


 

 お話しているうちに、もう1人の、30代前半の方も、お1人でいらして


横並びに座りました。

 

 昨日は結果が悪くて頭が真白になって、帰りに車で帰るのにとても


危険な感じだったそうです。

 

 今日も顔色と表情がすぐれず、それだけおっしゃると、それ以上


お話する気力がないようで、顔をそむけてだまってしまいました。

 

 それでも40代の方がにっこりとやさしく、


これであきらめちゃ駄目よ!


ね?


と何度も声を掛けました。

 


 40代の女性のように、一旦治療をあきらめても、いつかもう一度


顕微授精(ICSI)してみようと思う日が来るのだとしたら、それは


少しでも早い方がいいのでしょう。

 


 いつかするなら、今してね、後悔しないように、これで最後などと


思わないで欲しいわという気持ちが充分すぎるほど伝わって来ました。


 
 30代前半の女性の心にも遠からず届いた事でしょう。

 

 

 今日は呼ばれる順番が違いました。

 

 まず最初に30代前半の方が呼ばれました。

 

 そして次に40代の方、最後が私でした。

 


 受精卵胚盤胞になったかどうか、今日子宮に戻せるかどうか結果が


出ました。

 

 受精卵は、4つとも、双実胚の手前分割ストップしていました。


 ストップです。


 受精卵に、分割のスピードをコントロールする、何らかのもの


あるか、8分割した後に分割が止まる、何らかのものがあった可能性が


あるとの事でした。

 


 それは、私達の受精卵は、何度採卵して顕微授精(ICSI)をしても


毎回その何らかのもに分割のスピードをコントロールされるか、


8分割したら分割を止めるようにストップがかかるという事でしょうか。

 

 とても受け入れ難い、ショッキングな結果が出ました。

 

 1度に受け止めきれない事だったので、結果を、ささっと胸の奥に


仕舞い込んで、先生に色々質問をしました。


 

 現実からの逃避ですね。

 

 質問項目は沢山ありました。


 病院がお休みの日だというのに、先生は一つ一つ丁寧に私の質問に


答えてくださいました。

 


 私の質問は省いて、先生のお答えだけ書き出してみます。

 

・今回、排卵誘発剤注射(ヒュメゴン300単位)は果梨さんにピッタリ


でした。

 

 最初に卵の質を良くする注射をしていたら、数がもっと少なく


なっていました。

 

 受精卵培養もベストでした。

 

 

・もう一度顕微授精(ICSI)をする場合は、ロングにするか、ショート


するか(今回はショート)です。

 

 排卵誘発剤注射連日して採卵出来る卵の数は、今回(5個)と


同じ位です。

 

 ロング(もっと長い期間、1周期前から排卵誘発剤の注射を連日打つ


方法)にすると、少し卵の質が良くなるかもしれませんが、あまり


違いはありません。

 

 

精子は、診察して治療の方法があるなら既にやっています。


 数が、精液検査をした2回、そして今回と、100万台/mlという結果で、


1回でも良い数が出なかったので、治療の方法はありません


 1/50の数です。

 

 

食べ物運動で、卵子の数や質、精子の数や質が良くなる事は


ありません。

 

 

マカなどのサプリメントは精神的な気休めにすぎません。

 

 

精子の数が100万台の場合、自然妊娠は、17年治療をしている中で、


1件も前例がないので、期待は全く持たない方が良いです。

 

 

体外受精(IVF)は2ヶ月は空けないといけないので、次回顕微授精


(ICSI)が出来るのは5月(今は3月です。)の高温期の鼻スプレー


からです。

 

 

どんどん子宮の機能が低下していくので、半年1年間次の


顕微授精(ICSI)までの間を開けるのはもったいないです。

 

 

40代になると、妊娠率は8%位までガタっと落ちてしまいます。


 30代の今のうちに顕微授精(ICSI)をするなら、妊娠率が20%、


30%はあるので、30代のうちに顕微授精(ICSI)をした方が良いです。

 

 

 

 今後の事は夫とじっくり相談する事にしました。

 

 もう顕微授精(ICSI)をしない場合には、病院で出来る事は何もない


ので来なくていいとの事でした。

 

 もう一度だけ顕微授精(ICSI)をしてみたとして、それで妊娠するとは


もうどうしても思えませんでした。

 

 先生にも、そのようにお話して、病院を後にしました。

 

 


 深夜過ぎに帰ってきた夫に、まずは、今日先生から言われた事と、


同じタイミングで胚盤胞移植予定だった40代の女性から、男性不妊


権威の先生にも診てもらってはとすすめられた話をしました。

 


 それから1週間ほど、今後どうするかお互いに考えて、じっくり話し


合った結果、まずは、セカンドオピニオンを求めてみる事に決めました。

 


 不妊治療を始める前に読んだ、『妊娠レッスン』の著者、


こまえクリニックの芳生先生に実際にお会いして、私たちにも


自然妊娠の可能性がありますよね!という事を確認したかったのです。

 


 予約のお電話を入れると、一ヶ月後に取れました。

 

 そして、ネットで男性不妊の権威を探しました。

 

 行ける範囲に2つ病院が見つかりました。

 

 そのうちで、夫の会社に近い方という事で、東邦大学大森病院に


行ってみることに決めました。

 

 

 夫婦で相談した結果が出たので、不妊専門の病院の先生にメールを


書きました。

 


 次に顕微授精(ICSI)をしてみるとしても、次のボーナスの時に


なりますので、それまでに大森病院に行ってみたいという事で、


紹介状を書いてもらえないかお願いしました。

 


 先生からは、直接目の前でお話する時とは全く違う、ものすごく


前向きな内容のメールが返って来て驚きました。

 

 今回顕微授精(ICSI)をしてみて、「受精するという事が


分かりました


という事も書いてあって、そこで初めて、顕微授精(ICSI)を


したからといって、必ずしも受精するとは限らないという事が


よく分かりました。

 


 本で読んで、顕微授精(ICSI)をしても、半分ぐらいしか


受精しないと、知識としては知っていても、悪い場合の事は、


自分の身に起こる事としては受け止められないんですね。


 
 私達は、採卵した全ての卵子が、受精しました。


 全部受精する場合というのは、ネットで調べた中でもとても


少なかったです。

 

 

 大森病院の方にも、予約のお電話してみました。


 予約は1ヵ月先にしか取れませんでした。

 

 こまえクリニックも大森病院も、どちらも一ヶ月先でした。

 

 気が遠くなるほど先でした。


 とても待てない気持ちでした。

 

 仕方なく、待っている間に、今出来る事はないか、少しでも


気持ちを落ち着ける為にできる事はないか、さらに探し始めました。

 

 

 

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このブログ記事について

このページは、kari777が2009年1月 6日 13:30に書いたブログ記事です。

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