不妊治療体験談: 流産の手術まで(11W6D)(夫32才・妻38才)


 流産手術日当日 DSC06834_thumb.jpgです。

 

 昨日は病院で、ぴよちゃんの心拍動がもう止まって


しまっている事が分かりました。

 


 夫に車を運転してもらって、朝一よりは少し遅れて、9時半に病院に着きました。

 


 総合受付でも、産婦人科の受付でも、


 「今日入院して午後流産手術の予定です。」


とお話しても全く何の反応も無くて、普通に待合室で待つことになりました。

 


 夫と一緒に、産婦人科の1番奥のソファーで待ちました。

 


 1時間半待ったところで、昨日の先生が遠くから歩いていらして、視線を合わせて


軽く会釈をしてから診察室の方へ入って行きました。

 


 これで早く呼んでもらえる可能性もあります。

 


 夫は午後から大事な仕事があるので、11時半には病院を出る事になっていました。

 

 

 11時15分に名前を呼ばれました。

 


 早速診ていただく事になって、椅子へ移動しました。

 


 昨日の先生がおっしゃっていた「上の先生」らしき声がカーテンの向こうから


聞こえてきて、


 「筋腫が前にも後ろにもある」


という昨日の先生の発言を、まるで、


 「しぃ」


と制する様に否定している気配がしました。

 


 その後、上の先生の、


 「初産ですか?」


という質問に、


 昨日の先生が


 「経産です、あ、いいえ、初産です」


というやり取りまで聞こえてきました。

 

 

 ぴよちゃんの心拍動が既に止まってしまっていて、ぴよちゃんの成長が


止まってしまっている事だけは確かな事で、上の先生が診てももやはりそうでした。

 


 結局「上の先生」は1度も顔を出さないで、声もひそめていらしたので、


どなたか顔も分からないまま、お話しするスペースに戻って、昨日の先生から


超音波写真を見せていただきました。



そして、


 「やはりぴよちゃんはもう動いていない」


という事を確認しました。

 



 ぴよちゃんがもう動いていない事が確認出来たので、これから流産手術の為の


検査をして、そして入院、午後には流産手術と決まりました。

 


 ぴよちゃんの超音波写真を最後によく見ると、先週測っていただいた大きさより


少し小さくなっていました。

 


 丸まった感じでしょうか。

 


 悲しいです。

 


 昨日が27mmでした。

 


 今日は23mmで、3,4mm小さくなっていました。

 


 

 診察のちょっと前から、出血とお腹の痛みが、定期的に激しくなって来ました。

 


 夫はもう会社に行かなくてはいけない時間になったので、私の入院のお世話を


して下さる事になった年配の方に、夫が帰る事を告げると、慌てて、


 「それでは流産手術の同意書にサインだけして行って下さい」


との事で、急遽用意していただいた、流産手術の同意書に、夫は、特に内容を


読んで確認をする余裕も無く、サイン欄にサインだけして会社へ行きました。

 

 

 流産の手術の為の検査には、お腹が痛くて1人では回れないとの事で、車椅子に


乗せていただいて、入院準備のお世話をして下さる方とは別に、流産の手術の検査に


付いて回って下さる方が付いて下さいました。

 


 「車椅子なんてそんな大げさな!」


と、最初は思っていました。

 


 でも、流産の検査の為に、各場所でそれぞれ待ち時間があって、待っている間に、


定期的に襲って来るお腹の痛みがどんどん激しくなって来て、前のめりになって


痛みに耐える時間が増えてきました。

 


 付いてくださっている方が、検査の順番取り、検査のお部屋の確認、私が車椅子に


乗ったり降りたりする度に、車椅子の足載せを出したりしまったりと、全部やって


下さいました。

 


 それで、私はただ痛みに耐えながら名前が呼ばれるのも気にしないで座っていれば


良かったので助かりました。

 


 途中からお腹の痛みが襲ってくると、付いてくださっている女性が床に膝を突いて


私の背中をやさしくさすって下さるようになりました。

 


 そうしていただくとお腹の痛みが和らぐわけではなかったのですが、気持がとても


温かく感じられて、そうしていただいていました。

 


 そして、痛みと痛みの間に、その方は、


 「私も流産した事あるんですよ」


と、ぽつりとおっしゃいました。

 

 


 やっと流産の手術前に必要な様々な検査が終って、車椅子を押していただいて


産婦人科まで戻ると、診察室に近い場所で、先ほどの入院準備のお世話をして


下さる方を待つ事になりました。

 


 車椅子が、丁度、待合室のソファーの方を向いていて、皆さんこちらを向いて


座っていらっしゃったので、何だかお腹の大きい妊婦さん全員から、車椅子で


お腹を押さえてうずくまっている自分が見られているような気がして


消えてなくなってしまいたい気持になりました。

 

 


 しばらく待つと、先ほどの、入院のお世話をして下さる年配の女性が出ていらして


いよいよ病棟の方へ移動する事になりました。

 


 「入院の荷物が診察室の前に置いてあるのですが」


と言うと、車椅子を押して、一旦診察室の前に荷物を取りに寄って、結構重いのに


肩に斜め掛けにして、車椅子を押して下さることになりました。

 


 いざ、病棟へ!です。


 

 病棟に付いて、エレベーターを上がると、廊下を1番奥のお部屋まで移動しました。

 


 お部屋は6人部屋位で、カーテンで仕切られていました。

 


 まず車椅子からベットに移動して横になると、


 「そのままでいいです」


との事で、横になったまま問診が始まりました。

 

 


 問診の項目はものすごく沢山あって、


 「そんな事答えたくないわ!」


と思うような事や、周りの方に聞こえるのが嫌だわ!と思うような事もありましたが、


自分自身で問診表を記入する元気はないので、


 「仕方ない」


と思いながら、どんどん質問に答えて行って、書きとめていただきました。

 


 周りの方にも全て筒抜けになってしまうので、何だか私の事だけお部屋の皆様に


知られてしまうという事にすごく抵抗を感じました。

 

 

 特にこの前の流産の事と、今回の流産の事についても大声で詳しく詳しく聞かれて


それに答えなくてはいけないのが嫌でした。

 

 

 やっと長い問診が終わると、、お手洗いの説明がありました。

 

 

 「お手洗いにはナースコールのボタンが付いているので、手術前にお手洗いに


行った場合には、必ず毎回、流す前にナースコールのボタンを押して呼んで下さい」


との事でした。

 


 実際にお手洗いに行って、ナースコールのボタンを押してみると、すごーく


迷惑そうに看護婦さんが駆けつけていらして、


 「何か出てきましたか?」


と毎回聞かれるので、


 「さぁ、よく分かりません。出ていないと思います。」


と毎回答えました。

 

 

 もうナースコールを押すのやめようかしら?とも思いました。

 

 

 それから、左手の腕、手首から5cm程上に、点滴が始まりました。

 


 おトイレの時に、手を付いてベッドから起き上がると、針から血が逆流して、点滴の


管が血で真っ赤になりました。

 

 

 すぐに取れそうになってはナースコールを押すと、ちょっと年配の看護婦さんが


いらして、取れないようにしっかりと付け直してくださいました。

 


 お手洗いには、点滴のかかっている台も自分でガラガラと引いて行くのですが、


1度お手洗いで流す前に、いつものようにナースコールを押して看護婦さんに


来ていただいたら、そんな事より、点滴がなくなっている事に気付いていただいて、


看護婦さんは、


 「点滴がな~い!」


とお手洗いの外に向かって大声で叫びながら、慌てて、まずは点滴液を、空の物から、


入っている物に取り替えて下さいました。

 


 看護婦さん、すごく慌てていましたが、点滴液がなくなったままだと


どういけないのかあまりピンと来ませんでした。

 


 ベッドで横になっている間には、2度、ナースセンターから枕元のスピーカーに


連絡が入って、


 「検査の時レントゲンを撮りましたか?」


という確認がありました。

 


 どうもレントゲンの画像がどうしても見つからないようなのです。

 


 流産の手術の時間は午後2時と言われていたので、どんどんお腹の痛みが


激しくなっても何とか我慢していました。

 


 ところが、あと15分という時になって、もうどうにも我慢出来なくなりました。

 

 

 ナースコールボタンを押して、


 「お腹が痛くてもう我慢できません。


  何とか・・・何とかしていただけませんか?」


とお願いしました。

 

 


 すると少しして、看護婦さんが痛み止めの座薬を持って来て下さって、おしりに入れて


くださいました。

 


 

 でも、この座薬、すぐには効きませんでした。

 

 

 痛みが和らぐのに30分はかかりました。

 


 その間、大部屋では、先生の回診があって、私は飛ばされたのですが、


隣のベッドの女性が、私が痛くてうめいている声を心配して、先生に


 「ねー、隣の方、診てあげてくれる?


  さっきからうなっているのよ」


と頼んで下さいました。

 

 

 それで初めての先生がちょこっと顔を出して、

 

 「さっき座薬を入れたのはまだ効きませんか?


  手術の時間が遅れていてすみません。


  もう少し待って下さい」


と声を掛けてくださいました。

 

 


 お腹の痛みも収まらないですし、ぴよちゃんが死んでしまって悲しくて泣いていたら、


もうすく流産の手術をして下さる先生がいらして、自己紹介をして下さいました。

 


 そして、


 「何で泣いているんですか? 痛みで?」


と聞かれました。

 


 悲しくて...とも言えなくて、


 「はい」


とお返事していました。

 

 

 

 流産の手術をして下さる先生は、私の名前がマジックで書かれたリストバンドを手に


持っていらして、最後にそれを私の左手首に付けて下さいました。

 

 


 どれ位待ったのか、気付くとお腹の痛みが和らいでいました。

 

 


 そして、痛みが治まると、時間の感覚がなくなってぼんやりして来ました。



 夕方、どどどどどどっと数人の方がいらして、


 「これから流産の手術で、このベットでそのまま行きますので、ベットに乗っている


荷物を棚に移動して、メガネも外して置いて行って下さい」


と言われました。

 


 いよいよです。

 


 「とても目が悪くて外すと不安なので、掛けて行きたいのですが」

と言うとOKでした。

 


 そして、

 

 

 「ご家族の方は?」


と聞かれたので、


 「主人は会社の方へ行きました」


と答えました。

 

 

 

 手術室に着くと、1番初めにメガネを外されました。

 


 手術室には沢山の学生さんらしき若い方がいらして、ベットの周りを囲まれました。

 


 全員の方が、とてもやさしく声をかけて下さいます。

 


 私のベットが横付けしたベッドに、


 「ご自分で移動する事が出来ますか?」


と聞かれて、


 「はい出来ます」


と移動しました。

 

 


 そして、移動したベッドの方を押していただいて、さらに奥の方へ行って、


今度は手術台に横付けされたようで、また自分で移動しました。

 

 


 手術台の上に横たわってみると、それこそ学生さん達に囲まれていて変な


感じがしました。

 


 口のあたりに、マスクのような吸い込み口が来て、それを吸い込んでいる間に、


左足首の辺りの学生さんから、

 


 「今日はご家族の方は?」


と質問されたので、



 「会社の方へ行きました」


と答えていると、急に吸い込んでいる空気にすっぱいような変な味がして、


ごほごほと咳き込みました。

 


 そして、咳が収まったところから意識がありません・・・

 


 全身麻酔で完全に意識がなくなりました。

 

 

 

 


 次は、流産の手術が終わって、麻酔からさめかかっている所からです。

 

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このブログ記事について

このページは、kari777が2009年2月 9日 12:37に書いたブログ記事です。

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