不妊治療体験談: 人工授精(AIH) 2 精子がいない (夫33才・妻39才)


 人工授精(AIH)当日は、夫のいる日がいいと思って土曜 DSC07975_thumb.jpg日に


したのですが、あいにく、この日も夫は休日出勤になって


しまいました。

 


 最初の治療、顕微授精(ICSI)採卵日は、徹夜明けで会社から


駆けつけました。

 


 2度めの流産手術日は、外せないお仕事でした。

 


 年に2度あるかないかの大事な日に、何故か大事なお仕事が


重なってしまうのです。

 


 そういうものですね。

 


 こんな事もあろうかと、精子を入れるカップは一応もらって


来てあったので、朝、出勤前に急いで取ってもらって、


カップを精子が好きらしいピンクの布にくるんで、冷えない


ように胸元に入れて、不妊専門の病院へ行きました。

 

 

 受付を済ませてから、別の階に、精子が入っているカップを


提出しました。

 

 

  カップには、夫と私の名前を、太いマジックではっきりと


フルネームで、ふたとカップの両方に書いてから提出する事に


なっていました。

 


 絶対に取り違えたりしないようにと、細心の注意が払われて


いて安心でした。

 


 しかも同じ時間に精子の処理をしないようにと、精子を提出


出来る時間が30分単位でずらされていて、徹底していました。

 


 精子を提出すると、処理に1時間かかるので、その間は皆さん


外出します。

 


 不妊専門の病院は駅前で、何もかもが集まった大変便利な


場所なのですが、私の場合は特に、幸い実家の最寄駅という


事もあって、どこに何があるかよ~く知っている場所でした。

 


 さぁて、今日は1時間の間どこに行こうかしら?

 

 何を見て回ろうかしら?


と、1時間の待ち時間に外出する時には張り切って走り回って


いました。

 


 普段、出不精で、どこにも行かないので、こういう機会は


嬉しいです。

 


 ITO-YAで新しい物を見て回っていたら、携帯電話が鳴りました。

 

 何故携帯にお電話が? いつ携帯の番号をお知らせしたかしら?


と思いましたが、そう言えば忘れていましたが、初めて不妊


専門の病院に行った時に、緊急連絡用としてお知らせして


あったようです。

 


 この場合は、緊急という事になるんですね。

 

 「先生からお話があるので、病院の方へ戻って下さい。」


 「え? お話ですか? はい。分かりました。」


 「何分で戻れますか?」


 「5分で戻ります。」


 「戻られたら、受付で戻りましたと声を掛けて下さい。」


 「はい。すぐに戻ります。」


というやりとりをしながらも、病院の方へ向かって歩きました。

 


 病院に戻って、受付で名前を告げると、もうすぐに、


順番を飛ばして先生のお部屋から直接呼ばれました。

 


 何かしら? と不審に思いました。

 


 お部屋に入って先生にご挨拶すると、先生がPCの画面に


精子の状態を顕微鏡で見た映像(動画)を映していらして、


そこには、何か、カスというかゴミのようなものがただよって


いるだけで、何もいませんでした。

 


 形すら見当たらなかったのです。

 

 先生は、


 「精子が全て死滅して、カスみたいなものしかありません。


  人工授精(AIH)は中止です。」


とおっしゃいました。

 

 「・・・・・・。」

 

  何で?

 

 画面を見ながら、呆然としてしまいました。

 


 映像が前後左右移動して、精子がどこかにいないかしきりに


探している様子でしたが、探しても探しても、精子は見つから


なくて、ただただカスのようなものが浮いているだけでした。

 


 あれ? 精子の数が少ない時、探して探してやっと一匹


見つかる時、あの時は、いない所はどうなっていたかしら?

 

と、必死で思い出そうとしましたが駄目でした。

 

 

 そういう場合は、恐らく何もないのでしょうか。

 


 今日はそういう場合とも違って、カスでした。

 


 あまりのショックで、何も言わないうちに終わりました。

 


 先生から、禁欲期間がどれ位だったのか聞かれましたが、


さっぱり分かりませんでした。

 


 不育症検査結果を聞いた時と同じように、また口を


ぽかーんと開けたままだったかもしれません。

 


 正直今日は期待していました。

 


 去年、1度良い結果が出てから、しばらく精子検査をして


いなかったので、


 今日はどうかしら?


 もっと数が増えたかしら?


などと思って期待していたのでした。

 


 お会計は、人工授精(AIH)が中止になったので、数百円だったと


思います。

 


 お会計の係りの方が、人工授精(AIH)なのにこの金額は


おかしいと気付いて、ベテランの看護婦さんに確認する場面も


ありました。

 


 深夜に帰って来た夫に、禁欲期間がどれ位だったのか


聞いてみました。

 

 夫は、


 「あ!?」


という感じで、全く禁欲期間の事など気にしてはいなかった


ようでした。

 


 そして、夫は、


 「2週間位かな~?」


と答えましたが、ひょっとするとずうっと昔かもしれないと


思いました。

 


 そうすると、基礎体温表に最後に○が付いている日から


という事になります。

 


 その日は、1ヵ月前でした。

 


 精子は1ヵ月すると死滅して一匹もいなくなってしまって、


新しい精子は作られないままになるのでしょうか?

 

 

 ショックでその日は、今日が排卵日なのだから妊娠し易い日


なのだという事には全く思いよりませんでしたが、一応次の日


には遅ればせながら気付いて、仲良くしました。

 

 

 

 たとえ治療が中止になっても、そこはきっちりしておかないと


もったいないです。

 


 こうして、初めての人工授精(AIH)は、精子死滅で中止


終わりました。 はぁ~


 

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このブログ記事について

このページは、kari777が2009年3月14日 16:43に書いたブログ記事です。

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